【はじめに】はじめのあいさつ【熱い思い】

こんにちはヤクです。

薬剤師兼製薬業界で培ってきたゲノム&化合物合成のスペシャリストの経験を活かし、調香師としての道を追求しています。製薬の世界で培った厳格な科学的アプローチと、香りを感情に訴えかけるアートのような繊細な技術を組み合わせ、唯一無二のフレグランスを生み出すことを目指しています。

本記事の目的は、「私がなぜブログを書くのか」をお伝えしていきます。

【本記事のもくじ】

  • 1. 香りの道を歩む:挫折から生まれたフレグランスの世界
  • 2. 数理モデリング
  • 3.科学と感性を融合させたフレグランス作り
  • 4.日本流の香りで感情を伝えるアプローチ
  • 5.人生に「衝動」を与える香りの力
  • 6.これからの私と香りの旅

それでは、上から順番に見ていきます。

1.香りの道を歩む:挫折から生まれたフレグランスの世界

香りの世界へ足を踏み入れた私には、決して平坦な道のりではない、幾度もの挫折と苦悩がありました。

私はもともと薬剤師として、製薬業界で化合物の合成や効果を探求する科学者としての道を歩んでいました。化合物がどのように人体に影響を与え、生命と向き合うかを研究する中で、常に人々の命とどう向き合うかを深く考えてきました。しかし、日々の成果と向き合う中で、何か物足りなさを感じ始めたのです。

薬の効果を科学的に証明し、人々の体を救うことができても、心に触れることはできない。

人の感情や心を直接動かす力を持つものは何か

その答えを追い求め、たどり着いたのが「香り」でした。

香りは、単なる嗅覚への刺激ではなく、人々の感情や記憶を呼び覚ます強力なツールだと考えています。私の中にあった熱い思い、薬剤師として命を守るという使命感が「香り」という新たな表現方法と結びつき、感情を動かす調香師としての道を歩む決意を固めました。

しかし、調香師の道もまた、簡単なものではありませんでした。

化学の知識があるからといって、ただそれだけで良い香りを生み出せるわけではない。

私は、何度も香りの組み合わせに失敗し、そのたびに自分の限界を感じました。
技術だけでは感情を揺さぶることはできない、そのことを思い知らされていました。

だが、そこで挫けるわけにはいかなかったのです。

私が薬剤師として学んだのは、化合物を合成する技術だけではなく、人を癒し、支える力の源は「心」にあるということ。そしてその「心」に直接働きかけられるのが、香りという見えない力なのだと気づきました。

2.苦難の中で見つけた「感情を動かす香り」

私のゴールは、ただ単に「良い香り」を作ることではありません。

香りを通じて人々の感情を動かし、特定のシーンや目的に応じた感情体験を提供することです。

香水は、誰かのためのものではなく、その香りを纏う本人の心のためのもの
どんなに技術を尽くしても、そこに「感情」がなければ、香りはただの空気の一部に過ぎません。

私の創り出す香りには、必ずその瞬間に感じる感情と、それが引き起こす「衝動」が込められています。

何度も何度も配合を試み、心が折れそうになる瞬間もありました。
完成した香りを人々に届けた際、買っていただいた皆様から「何か新しい感覚が芽生えた」「この香りで前に進む勇気が出た」といった言葉をもらった時、私は自分の進むべき道が間違っていなかったと確信しました。

3.科学と感性を融合させたフレグランス作り

私が目指しているのは、薬剤師としての知識を活かし、科学的に裏付けられたフレグランスを作り出すことです。

製薬の世界で学んだ化合物の構造やその効果は、香りの創造に深く関わっています。
人々が香りを嗅ぐとき、その成分が脳や身体にどのように影響を与えるか、それは私の最大の強みです。

しかし、化学的に優れた香りだけでは感情を動かすことはできません。
香水の成分が脳内でどのように働きかけるかを熟知しながらも、それに寄り添う感性が必要です。

この科学と感性のバランスを保ちながら、私は毎日香りを生み出しています。

香水が単なる「良い香り」にとどまらず、その人の心を揺さぶり、日常の一瞬一瞬に新たな衝動を与える力を持つ作品であるために。

4.日本流の香りで感情を伝えるアプローチ

私が特に大切にしているのは、日本の美意識と感性を取り入れた調香のアプローチです。

日本の四季、自然、そして伝統には、繊細でありながら力強い香りがあります。
香りには人々を包み込むような優しさと同時に、どこか懐かしさや温かさを感じさせるものがあります。

私は、そのような日本特有の感覚をフレグランスに落とし込み、香りを纏った人が自分の心と向き合い、そして周りの人々とも深くつながることができるような香水を創りたいと強く願っています。

香りは、その人の心の深い部分に入り込み、記憶や感情を引き出す力があります。

私は、その力を最大限に活用し、日本人ならではの繊細な感情や美意識を体現するフレグランスを提供したいと考えています。

5.人生に「衝動」を与える香りの力

私のスローガンである人生に衝動をは、香水の本質を示しています。

香りは、単なる嗅覚の楽しみではなく、感情を引き起こし、行動を促す力を持っています。

朝、香水をつけることで一日の始まりに活力を与え、夜には心をリラックスさせ、また新たな一歩を踏み出すエネルギーを与えるのです。
香水を纏うことは、単なるおしゃれではなく、その瞬間の自分を引き上げ、目の前の挑戦に立ち向かう勇気と衝動を引き出す行為です。

私自身が香りを通じて経験してきた苦難と、それを乗り越えた時の感情の高まりは、皆さんにも体験してほしいと願っています。

香りは、私たちの日常を彩り、感情を揺さぶり、新たな可能性への扉を開く力を秘めています。

6.これからの私と香りの旅

今後も私は、香りを通じて人々に感情と衝動を届け、一流の調香師としてフレグランスの芸術性を追求していきます。

香りの世界で新しい体験をお届けするために、科学と芸術を融合させた作品を生み出していくことをお約束します。どうぞ、この旅路に共にお付き合いください。

香りを通じて、あなたの心に火を灯す瞬間を届けます。

というわけで、今回は以上です。大変お疲れ様でした。
引き続きで、徐々に発信していきます。

コメントや感想を受け付けています。ちょっとした感想でもいいので嬉しいです。

それでは、以上です。

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